テクノロジー TECHNOLOGY
札都は、注文住宅をつくり続けて40年、寒暖差が大きい北海道の厳しい自然環境に適した家づくりを追求し、
常に一歩進んだ最新のテクノロジーを取り入れてきました。
快適な暮らしを支える耐久性に優れた構造、熱エネルギーを逃がさない断熱・気密性、室内環境を整える熱交換型換気システム。
このような高いレベルの技術の集積が、長い年月にわたる住まいの満足を確かなものにします。
また、住宅と両輪で施工を重ねている、大規模建設工事で培った建築技術を住宅づくりへ。
住宅で培った細やかな造作技術を大規模建設工事へ。それぞれフィードバックしながら、揺るぎない技術の蓄積を図っています。
選択できる性能仕様は、「Newスタンダード」「プレミア」「カスタマイズ」の3種類をご用意。
ご自身のこだわりやご予算に合わせ、柔軟に対応可能です。「カスタマイズ」では部位別に
仕様を選択し、HPでご紹介している以外の素材や組み合わせも含めOnly oneを実現します。
基礎・土台
高い強度が求められる基礎は、150㎜幅の堅牢な立上りでしっかり建物を支えます。
圧縮力を担うコンクリートと一体になった鉄筋は、引っ張りに対して強い力を発揮。
荷重に抵抗する主筋は、上部・下部にそれぞれ2本ずつ13㎜をダブルで配置し、中間は10㎜のあばら筋が
縦横に張り巡らされています。地面と接地する基礎底板(フーチング)は、厚さを200㎜に上げて高い強度を確保。
柱、壁を受け止める土台は、強い耐腐食性を持つヒノキの集成材を採用し、長い年月の使用に耐える構造になっています。
壁・軸組み
構造体は、世界でもトップレベルの技術を誇る日本の伝統的な木造在来工法をベースに、柱や梁の接合部を進化した金物でしっかり緊結。
高い耐震性能と耐久性の向上に努めています。元来より柱・梁の軸組で組み上げる在来工法は、鉛直の荷重に対する強度が高く、水平方向の力(地震や風の力)をさらに高めるため、建物の傾きやねじれを防ぐ筋交いや火打ちにプラスして床、壁を構造用パネルで張り上げBOX型を形成。
ツーバイフォー工法に見られるような「面」で抵抗する技術を取り入れ、旧来の工法より格段に剛性の高い構造になっています。また、軸組を担う柱・梁は強度の高い集成材を使用。ねじれや収縮を最小限に抑え、長く美しい住まいを保ちます。
制震
札都の住宅は、住友ゴム工業が開発した制震ダンパー「MIRAIEΣ」を全棟標準採用。
1階の横軸方向、縦軸方向に各2基ずつ配置し、地震時における揺れのエネルギーを吸収・低減。
計4基の制震ダンパーが大切な住まいを守ります。
建物の揺れを大幅に低減する、
制震技術の結晶「MIRAIEΣ」を採用。
建物の揺れを大幅に低減する、
制震技術の結晶「MIRAIEΣ」を採用。
住友ゴム工業の制震ダンパー「MIRAIE」を採用し、
建物の揺れ幅を大幅に低減。高層ビルや橋梁などで使われる
高減衰ゴムが、強い揺れ・繰り返しの揺れに
最大限の効果を発揮します。
MIRAIEΣはここがすごい
熊本地震でも半壊・全壊ゼロ!
震度7を2度観測した熊本地震でも、MIRAIEの技術を導入した建物の半壊・全壊はゼロ。熊本地震以降も半壊・全壊ゼロの実績は全国で広がっています。
揺れ幅を最大95%低減する制震性能!
熊本地震は、前震(震度7)の2日後に本震(震度7)が発生した繰り返す地震。揺れ幅を最大95%低減するMIRAIEの制震技術は、繰り返す地震にこそ効果を発揮します。
屋根・天井
屋内へ雨水の侵入を防ぐ大きな役割を担う「屋根」。特に北海道では夏冬の寒暖差があり、非常に過酷な条件にさらされます。
札都が採用する屋根材は、独自の防錆処理により、従来のガルバリウム鋼板に比べ3倍を超える耐腐食性能を持つ「雪印®カラーSGL®ネオ」を採用。圧倒的な耐久性で長く美観を保ちます。
また、無落雪屋根のスノーレーンには、対候性に最も信頼が置けるPanasonic製の不燃谷コイルを使用しています。
外壁の通気層から流れた外気が屋根裏を通り外部へ排出されるよう、屋根外周部には網目状の換気部材を取り付け、
北国特有の屋根裏の結露を防止。屋根裏天井には高い断熱・気密処理を行い、室内の湿気や暖気の流入を防止しています。
高断熱・高気密
なにげない毎日の暮らしを快適にする重要な要素に、室内の温度管理を一定に保つことが欠かせません。
特に北海道では冬場の外気温が-20℃を下回ることがあり、札幌においても外気温と室温の温度差が40℃にせまることも想定しなくてはなりません。厳しい自然環境下における外気の伝播・流入を防ぎ、暖房した室温を逃がさない技術が、「高断熱・高気密」のテクノロジーになります。
では「暖かい家」の定義は、どのような基準で測れるのでしょうか?「高断熱・高気密」は、一部だけ高い性能の素材を使用しても、その他が求める性能に達していなければ、その効果を実証できません。
また、どんなに断熱を施しても、気密性が低く隙間が多い住宅では、強風が吹けばすぐに外気と入れ替わってしまいます。
一定の線引きをするのであれば、札幌地区ではZEH住宅に求められる断熱性能 Ua値0.4 以下の確保は必須であると考えます。
札都は選択できる性能仕様を、「Newスタンダード」では Ua値0.32以下、「プレミアム」では Ua値0.22以下を標準仕様にしました。
さらに上回る性能を求めるオーナーには、「カスタマイズ」で思い通りの数値を実現します。
札都ではすべての住宅で1棟づつ断熱計算を行い、数値化して性能値を検討。
気密性においても全棟第三者による気密測定を行って実数値を測定し、求められる性能を可視化して揺るぎない品質を確保しています。
窓
光を取り入れ、風を送り、山や街並みの景色を眺めながら季節を感じることができる「窓」。
クローズした時には、暖房熱や生活音を逃がさない機能が求められ、外と屋内をつなぐ大切な役割を担っています。
また、住宅の外観を形作る際の重要なポイントとなり、デザインにもこだわりたいところです。
札都の「窓」は、株式会社エクセルシャノン製のトリプルガラス樹脂サッシ「トリプルシャノンⅡx」を採用。
国内最高クラスの断熱性能が実現し、オーナーの心地よい暮らしを約束します。
性能 国内最高クラスの断熱性能
性能 ダブルLow-E トリプルガラスを採用
内側2枚をLow-Eガラスで構成したトリプルガラスを標準採用。
ガラスの総厚は39mmに設定。[表1]が示すように、中空層幅を広くすることで、断熱性能が高まります。
※クリプトンガス仕様、引違い系は総厚31mmとなります。
性能 ウォームエッジスペーサーを採用
アルミスペーサーより断熱性能が高いウォームエッジスペーサーを採用することで、熱橋およびガラスの端部の結露を抑制します。
※熱橋とは、屋内と外部の熱を伝えてしまう現象で、熱損失や結露等の原因となります。
※品種、サイズ、地域、ガラスメーカー等によりアルミスペーサーの場合があります。
※ウォームエッジスペーサーとアルミスペーサーではガラス中央部の熱貫流率は変わりません。
堅牢 暑さ2.5mm以上の堅牢フレーム
フレームの構造体をなる外周部は、2.5mm以上の厚さで成型しています。
これは、「公共建築工事標準仕様書」ならびに、「木造建築工事標準仕様書」に適合した堅牢な樹脂サッシです。
玄関ドア
新しい朝の出発に、ぬくもりの我が家へ帰ってきた夜に、大切なゲストを招いた時に、いつも変わらずそこに佇む玄関ドア。家族と共に月日を刻み、住まいの顔として深い愛着が湧いてきます。
自分の思いに合ったバリエーション豊かなデザインと長年の使用に耐えうる強靭なつくり、冬期間でも暖房熱を逃がさない高い機能。
札都はそのすべてを兼ね備えた株式会社LIXIL製玄関ドア『ジエスタⅡ』を採用しました。
住宅の”個性”が、これまで以上に問われる時代。
住まいの顔となる玄関も、住宅のコンセプトや
スタイルをしっかりと体現することが大切です。
細部の美しさまで磨き上げた玄関ドア「ジエスタ2」。豊富なデザイン・ラインアップで、玄関から住まいの個性づくりを実現します。
住宅スタイルに合わせて、
あらゆるデザインをご用意
伝統的なスタイルにも、モダンな佇まいを。
ランダムに配置した格子が味わい深い表情を演出。(M18型)
人気のラウンドデザイン。細スリットで洗練された印象に。(G11型)
住まいの顔に、個性的なデザインを。
大開口のグラデーションガラスが上質なイメージを演出。(M11型)
縦横2本の格子で構成したシンプルな鋳物装飾デザイン。(D34/54型)
玄関収納や床材との共通カラーで
コーディネート。
内と外。1枚の扉に2つの個性を。
(M94型のみ)
内観:清々しいホワイトカラーで、開放的な玄関空間を演出。
外観:落ち着きのあるブラックカラーで、シックな佇まいを演出。
住まいの地域に合わせて
選べる断熱仕様
ジエスタ2
K2仕様
熱貫流率:1.79[W(/m2・K)]※~
断熱枠(サーマルブレイク構造枠)と高断熱複層ガラスの組み合わせで、高い断熱性能を実現。
サーマルブレイク構造
高断熱複層ガラス
破られにくい「2ロック」で
ピッキング対策も万全
2ロックを標準装備。シリンダー自体が不正解錠しづらい構造なので、ピッキングなどによる「施錠開け」対策に効果的です。また3つの鎌付デッドボルトを採用することでこじ破りに対する抵抗力も高めています。
空気環境 熱交型換気システム
Panasonic気調システム
人と住まいの健康は、
空気の<質>への
こだわりから。
高性能の換気システムは、
高気密・高断熱住宅の必需品です。
高性能住宅を建てるなら、
計画換気も忘れずに。
快適性、省エネルギー、そして住まいの耐久性を追求した高気密・高断熱住宅には計画的な換気システムの導入が不可欠。気調システムは気密性の高い住まいの特性を活かし、天井裏に取り付けた換気ユニットとダクトで家全体の24時間換気を行うシステムです。
気調システムには「熱交気調システム」「集中気調システム」の2システムがあります。もちろん、建築基準法にも対応した換気設備商品です。
「熱交気調システム」は、熱交換気ユニットで家全体を給排気し、冷暖房時の換気による熱ロスを抑えます。高気密住宅向けの熱交換気ユニットは、住まいの各所に設置された吹出グリルを通しての給気と廊下や洗面所での集中排気により、24時間常時換気が可能です。冷暖房時には冷気や暖気を逃さず、省エネ性に優れているほか、湿気の侵入や過乾燥を緩和します。
Panasonic気調システム
熱交換気なので1年中快適
熱交換気は、排気の際に汚れた空気と一緒に捨てていた熱を給気時に回収して室内に戻します。熱回収により空調負荷を軽減でき、冷暖房コストを抑制。また、冬期では冷たい外気を室温に近づけて給気するので、冷たい空気が侵入する不快感を抑制します。
■熱交換気のしくみ(冬期の場合)
※交換率は機種によって異なります。
熱交換気なので冷暖房時の熱ロスを抑制します
熱交換気なので熱ロスが少なく年間の冷暖房コストを低減します。
■換気による熱ロス比較(金額換算)
〈算出条件〉
①【暖房期間】札幌9/28~5/28、仙台10/17~5/22、東京11/6~4/13 ②【冷房期間】札幌7/27~8/28、仙台7/5~9/8、東京5/30~9/22 ③【空調設定】暖房20℃ 50%以上、冷房27℃ 60%以下。(連続空調)24時間連続運転 (間欠空調)LD:18時間運転 個室:3~5時間運転 ④【外気温湿度】拡張アメダスデータ ⑤【空調方式】札幌 ヒートポンプエアコン(冷房・除湿)、灯油ボイラー(暖房)、加湿器。仙台 ヒートポンプエアコン(冷房・除湿)、灯油ボイラー(暖房)、加湿器。東京 ヒートポンプエアコン(冷房・除湿・暖房)、加湿器、ヒートポンプエアコン APF 4.9、灯油ボイラー COP 0.821、加湿器 60Wh/L ⑥【換気機器】・・・24時間連続運転 (非熱交)FY-08PFE9D×4台 (熱交)FY-12VBD2NCL × 2台 (90m3/h 4口) ⑦【電力料金目安単価】 31円/kWh(税込) ⑧灯油単価 120円/L(税込) ※実際の効果はお客様のご使用条件により異なります。
IAQ制御により季節にあわせて快適運転
熱交換気なので熱ロスが少なく年間の冷暖房コストを低減します。
春秋の室内外の温度差が小さいときは、給気風量はそのままで、排気風量を絞った運転で消費電力を抑えます。
冬場は外気温が室内の温度より低くなり、すき間風などの自然換気が増えます。換気システムによる換気量(給気・排気量)を減らして消費電力を抑えます。
室内に取り込む空気量を変えずに、排出する空気量を減らすことで、室内の空気圧が高まり、家のすき間などからの花粉や粉塵(PM2.5)の侵入を抑えられます。
冬場の乾燥や結露を抑えるために、室内外の温度差と室内湿度により、熱交換気風量を0.5〜0.3回/hで調整します。
(FY-14VBD2SCL、FY-12VBD2SCLのみ)
風量一定制御機能付2つのDCモーター
安定した換気量の確保と給排気量バランスも最適コントロール!
風量一定制御機能により、ダクトの長さや曲げ、外風圧に左右されず安定した換気量を確保できます。またDCモーターを排気用と給気用それぞれに搭載。給排気量を同一に保つことで住宅全体の温度交換効率の向上にも貢献します。
■風量一定制御なし
■風量一定制御あり
システムの一例
カセット形 DCモータータイプ
消費電力の少ないDCモーターの熱交換気ユニットをフロア毎に設置するタイプ。各居室に配した吹出グリルから新鮮な外気を取り入れ、廊下や洗面所等に設置した熱交換気ユニットより汚れた空気を吸い込み、排気します。
省エネルギー給湯・暖房機器
近年、度重なるエネルギー価格の高騰を受けて、給湯・暖房機器においてもさらなる省エネルギー性が求められています。
基本となる建物の高断熱・高気密化を行った上で、さらに高性能な最新鋭機器を導入して光熱費の削減をサポート。
ここでは札都が採用する最新の機器をご紹介します。
システムの一例
床暖房パネル
ペレットストーブ
発電・蓄電システム
太陽光パネル+蓄電池+コレモで、
わが家は小さな発電所、エネルギー住宅へ。
春〜秋は太陽光パネルで発電した電気を蓄電池に貯め、
冬季間は暖房の熱を使ってコレモで発電、
災害時は非常用モードとして大活躍。
1年を通じて発電できるシステムで、光熱費がおトクになり、
環境にやさしく、いざというときの停電にも安心です。
施工のご相談、お見積りに関することなど、
お気軽にお問い合わせください。
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